10月4日のBSフジ・テレビのプライムニュース、NHKテレビ日曜討論などの時事・政治番組を見ていると、今臨時国会において、野党は、憲法の改正に関して何も思考したくないようであり、どうも議論したいのは、「関電」問題、国民投票に際してのCM規制問題、消費増税の景気への影響状況等のようである。
野党は、「改憲」議論よりも優先して議論したいことが山ほどある、、ということのようだ。
で、思うのだが、与党であれ、野党であれ、賛成であれ、反対であれ、今こそ、しっかりと議論を重ねてほしいものだ。
隣国の反日政策、そのまた向こうの隣国(日本海を隔てての直接の隣国でもある)の核武装の進展、米国の自国第一主義など、国際社会が混沌としてきている中で、「日本国としての在り方」を考える良いチャンスだと思うし、議論されるべき時期にあると思う。
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野党は、自党の考えをきちんと明確にすべきであり、「国民は関心がないようだから、、」(立憲民主党幹部)などというような逃げ回る口上だけではなく、日本の防衛のこと、自衛隊のことなど、思考してみたらどうなのよ?
ところで、共産党は、現在の憲法が制定された時(1946年11月3日)、政党として唯一、その制定に反対したのだそうだ。
当時、野坂参三共産党元議長は、国の独立には自衛権と軍事力が必要と表明し、9条について、「われわれは、このような平和主義の空文を弄する代わりに、今日の日本にとって相応しい、また実質的な態度をとるべきであると考える。・・・それゆえに我が党は民族独立の為にこの憲法に反対しなければならない」
と演説したのだそうだ。
、、なんだ、、まさにポイントをついているではないか。
日本という国家の姿を見据えた、きちんとした議論を国会でできることが、「野党の生き延びる道」ではないのか? 、、と思う。
関西電力のことなど、いくら議論したところで、多くの日本国民の心はついては行かないよ、、と思う。
そして、分裂や合体、名称変更などで生き延びようとすること自体、日本国民の心は冷めて見ているのだよ、、。
8日午後追記・・・8日午後、秋田駅前界隈を歩いていると、「9条を守る女性の会」という高齢女性2名が「9条を守る」ための署名活動をしていた。
「9条を守る」って何なのだろう? ブログ主は、そういうとき、署名活動家に「我々が守るべきものは、9条よりも、「日本国」自体ではないのか? 日本国を守ることこそが、日本国憲法が望んでいるところではないのか? 」
と問いたいのだが、、、まあ、いつも素通りしてしまうのだよ。。