避難地域に残された牛たちは、今、どうしているだろうか。
2011年 04月 23日
福島の牧場主も、もう餌や水を与えるために、牧場に帰ることが規制によってできなくなるという話。
「牛が、かわいそうだなぁ~」と、ホント、心沈みながらそう思った。
牛の黒い大きな目が、涙を流しているような目が、思い浮かんでくる。。。
一頭、一頭倒れていくんだと思うと、、なんとか生かしてやりたいと思う。。。
還暦じじぃの目にも、涙だよ。。
(牧場主が、自己責任で、防護服とか着て餌をやりに帰ることとか、可能にすればいいのになぁと思うのだが、そんなことも、許されるべきことではないということなのかなぁ。
決め方が雑というか、魂が入ってないような感じを受けるんだ。こうした「雑さ」がある限り、日本は心豊かな国とはほど遠いように思う。)
(民主党の「コンクリートから人へ」の精神・理念は、こういうことと「反対」の方向でねが? 「人へ」というのならば、人の心を打つような、「感動すること」(施策)を、「政府」としてやってほしい。。。し、考えてほしい。。
首相が、避難所を訪問して、怒声を浴びるようでは、まるでダメでしょがっ!。。
避難している方達は、寿命を縮めながら、避難生活をおくっていると思うよ。
それと、会議とか、ばかり乱立させて、、、!! もっと、生活者のためになることをしてほしい。)
(担当大臣も、今、テレビで話をしているども、、、、さっぱりだな、、、。まるで、具体的なやる気も、魂も、何も感じられない、、、。「とりあえずの逃げ」のような発言ばっか。。まるで、インチキな宗教団体の代表者にインタビューしているような感じ、、、を、印象として受けたよ。。ある意味、びっくり。。。
政府の人間として、自分たちの問題としてキチンと取り組んでいないような印象なのよね。。。
最悪は、最後の方で、司会者が、「政府として、福島県を今後、どう盛り立てていくのか?」というような質問をしたところ、答えは、冒頭に、「昨日、オーストラリア首相が福島県を訪れたように、、、、」からの回答だった。
回答の中身も具体的ではっきりとしたものではなかったのだが、この冒頭のフレーズは、絶対にいおかしべなっ。なによっ、日本の政府が他の国のことみたいにさっ。。! また、「「工程表のとおりに進んでいるか」とのチェックはできているか?」 との質問に対して、「まだ、できたばかりで、今後、3ケ月ごとにする」なんていう発言、アオか! 司会者も唖然としてたよ、、と思った。工程表が3ケ月単位でできているからと言って、その工程進捗のチェックが3カ月ごとでしか意味がないなんてことはないでしょ。。。ウーン、まったく頭が悪すぎる気がする。 「度」を超えているような、「頭」の悪さのような気がする、、、。
何なんだい? アンビリーバブルだよぉ。
そんなことでは、「3か月単位」でしか、避難している方の「避難解除か否かの判断」ができないということだと思うのだが。 避難している方々は、1日でも早く自分の家に戻りたいのだから、、、なぜ、そんなことがわからないのか? なぜ、そのことのためにできることをしようとしないのか??? 、、、と思うのは、KSat だけだろうか?
ふーぅ。。)
タイトルの記事を書き出したころは、そんなではなかったが、またまた、「還暦じじぃ、大いに、怒るの巻」の方向になってしまった、、、><。。。
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同県楢葉町の蛭田(ひるた)牧場。20キロ圏外のいわき市に避難している経営者の蛭田博章さん(42)は21日、約130頭の牛たちに最後の餌を与えた。強制力のない「避難指示」の段階では、3日に1回のペースで餌やりのため牧場に入っていたが、22日午前0時以降は不可能になる。蛭田さんは「何もしてやれず、ごめん」と牛たちにわびた。
この日、蛭田さんが干し草を積んだトラックで到着すると、エンジン音を聞いた牛舎からは一斉に鳴き声が起きた。まず飲み水を与え、次に干し草を一列に並べると牛たちは我先にと食べ始めた。与えたのは1日分。牛が飲まず食わずで生きられるのは約1カ月が限度という。
子牛の牛舎を見ると生後3カ月の雌牛が栄養不足で死んでおり、別の1頭が絶えそうな息で横たわっていた。蛭田さんは重機で掘った穴に死んだ子牛を埋め、瀕死(ひんし)の子牛の背中をずっと、なでた。「ごめんな、ごめんな」。涙が止まらなかった。
立ち入りが禁止される今回の事態を前に、牛舎から牛を解き放とうと何度も悩んだが、近所迷惑になると考え、思いとどまった。最後の世話を終えた蛭田さんは「一頭でも生かしてやりたかったけど、もう無理みたいです。次に来るときは野垂れ死にしている牛たちを見るのでしょう。つらいです」。それ以上、言葉が続かなかった。