♪ 雪の華<1> 〔復刻版〕
2010年 08月 17日
先代ブログの過去の記事 「♪ 雪の華<1>」 を、ほぼ転載して載せます。
先に、<2>を、転載しました。。。 2日遅れて、この<1>の掲載です。
次に、<3>を掲載します。1と2の、続編となります。。。この夏の出来事です。
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♪ 雪の華<1>
さっき、今冬初めてだと思うが雪が降ってきた。最初はチラチラと降っていたのが、今は少し本格的。寒いはずだ。明日は東京に戻るのだが、無事に着けるだろうか?
CDで中島美嘉「雪の華」を聞く。 恋人どおし、二人寄り添い初雪を見るシーンの歌である、、、。
この歌を聞いていると、大学3年のときの11月11日、小~中学校で同級生だった信子と、初めて待ち合わせて、映画かコンサートに行った日のことを思い出す。その日、秋田市は初雪だった。信子は、ツィードのオーバーを着てきて、眩しかった。今でもそのシーンを思い出せる。
その後も何度かデートをしたりしていたが、信子は、「私は一生、秋田を出ることはないだろう」、、と私に話していた。
私が、信子と最後に話したのは、私と家内との結婚が決まり、結納を済ませた正月も近い日、「正月に、秋田に帰ったときに会いたい、、」という会社にかかってきた電話でだった。
社会人になって、秋田を出てからは、一度も会っていなかったのだが、信子は、私の就職先は知っていたので、思い切って東京本社に電話をして人事部とかに聞いたと言っていた。
私は、正直に「来春の結婚が決まった、もう、会わない方が良いと思う」と告げるしかなく、信子とは、その電話以来、会うことも話す機会もなかった。
「信子は、私のことを、待っていた」と、信子のお母さんが私の母に話したことを、後日、私は母から聞いた。
時がたって、平成8年の夏、中学校卒業30周年記念同窓会というのが、最初で最後の同窓会という感じで秋田で開かれた。
私は出席した。信子に会えるかなと思っていたが、信子の姿はなかった。
* * * *
私は、まさか、信子が私のことを待っているなんて、少しも思っていなかった。
「初雪」、、、。
初雪を見ると、私が信子のことを思い出すように、信子もまた私のことを、どこかで思い出しているのだろうかと思う。
どうしているんだろう、、、幸せでいるんだろうかと思う。
♪ 雪の華、、、また、繰り返して聞いている。 若かったころの初雪は、暖かい、、そんな気がする。
(注:ストーリィではありませんっ、実話ですっ。)